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海外に住む折り紙ファンから「おりがみくらぶ」へのメッセージを紹介します。
by origami02
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パリ・モンマルトルの中安智子さんからの便り

今日は朝から子供向け折り紙教室です。平日なのに学校はないの?と
思われると思いますが、フランスの幼稚園、小学校は水曜日が休みです。
だから、水曜日は子供向けの文化教室がさかんです。

アンリは朝から学校に2時間だけ勉強に行き、その後折り紙教室、
家に帰ってお昼ごはんを食べてすぐにアーチェリーの教室があって
大変だーと言っていました。日本のような塾がないけれど、
5歳を過ぎると色んな教室に行けます。(5歳以下はこういった教室に
行くのを法が禁止しています。)演劇、乗馬、バイオリン、バレエなどなど
バラエティに富んだ教室があります。市が主宰している教室は、
親の収入によって授業料が違います。またその市に住んでいない人が
参加するととても高くなります。ちなみに私の友人の子供が行ってるところは、
5ランク親の収入によって参加費が違い、収入の一番安い家庭の人が2時間約300円、
高い人が約1500円、その市以外に住んでいる人が参加の場合約3000円です。

日本人から考えると、水曜日も勉強しなくても大丈夫?と思われそうですが、
フランスの学校はとても厳しいのです。幼稚園から容赦なく落第制度があります。
普段は学校の勉強をしないといけないので、休みの水曜日くらいは
文化教室に通わそうという考えのようです。また、日本に住んだことのある
フランス人が言っていましたが、日本の学校は工作や習字、体育の授業が
ありますが、フランスの学校は勉強だけだそうです。だから水曜日には
勉強以外のことをさせたいと。でも、お金がかかるから日本の学校制度の方が
いいと言っていました。

今日の教室は先週来たアンリと、アリオシャとその友達のグレゴワの3人です。
アンリとアリオシャがとても飲み込みが早いので、グレゴワは大丈夫かなあ?と
思っていたのですが、なかなか器用でした。
アンリはもっと難しいテクニックがしたい!と先週言ってたので
満足してもらえるか心配でしたが、今日は満足のようでした。
グレゴワは陶器の教室に申し込んでしまっているので、
今日だけしか来ない予定ですが、とても楽しそうだったので、
またいつかきてもらえたらなあと思っています。

日仏家庭の子供に今まで何度か日本語を教えたり、習字を教えたりしていますが、
どの子供達も親の希望でやらされているので、すごくやりにくいのです。
やる気がない!!でも、この子供達はやる気が満々!アリオシャのお母さんいわく、
家に帰っても折り紙を沢山して、学校でもみんなに披露して、すごく喜んでると。
アンリは私の教室に来るまでに、1冊本を買ってもらって独学で鶴を折ったり
してるし、やはりフランス人は明るいオタク。
小さい頃から自分の意志を尊重されるから、こうして教室に来るのも子供の意志。
だから、やる気のない子は最初から来ないのでやりがいがあります。
週は何をしようか楽しみです!!
<中安智子さんのブログから>
ボンジュール パリパリ・モンマルトルの中安智子さんからの便り_e0091501_15273154.jpg
パリ・モンマルトルの中安智子さんからの便り_e0091501_15283174.jpg

by origami02 | 2005-10-19 15:37
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